医者の勉強量.医学部合格から医者になってからの勉強量までを解説.

医者の勉強量医学/医者関連
●医者になるためにはどの程度の勉強量が必要?
●大学受験,医大生,医者になってからの勉強量などどれくらい?
●医者って一生勉強とも言われるけれど,本当?

医者になるまでの勉強はすさまじく勉強した思い出があります.医者になってからは興味のある分野を勉強していく形になります.

これまでの勉強量に関して,現在,外科医として病院で現役で働いている医者が解説します.

簡潔に結論を言えば,一生勉強することになるのは間違いありません.

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医者の勉強量.医学部合格から医者になってからの勉強量までを解説.

親子で勉強をする姿

『勉強』と聞いて好きだと答える方は少ないと考えます.

しかしながら,医者という職業はなるためにとてつもない勉強量をこなし,医者になってからも勉強を続けなければなりません.

大学入学のための試験,大学生中の試験,医師国家試験,専門医試験と試験にまみれた生活をしなければなりません.

したがって勉強量も試験の数に比例して多くなります.

医学部合格までの勉強量

医者になるためには,医学部医学科に合格しなければなりません.

こちらに合格するために,中学・高校時代のほとんどを勉強に費やす学生もいるぐらいです.

さらには高校3年生の受験で合格できなかった場合,『浪人生』となり次の1年で医学部医学科合格を目指す人もいます.

中学受験,高校受験,大学受験,そしてそれに失敗しもう一度大学受験をする,勉強にまみれた学生生活を過ごしています.

(中学受験をした場合は高校受験はない場合が多いです.)

自身の学生時代

私自身は中学受験することなく,高校受験をしました.

ただ中学時代,特に中学3年生の夏以降は週2-3日,塾に通い,22-23時まで勉強して帰る.そんな中学時代を送っていました.

中学時代だけでも学校以外で1日3時間ぐらい勉強する日が2,3日ありました.

晴れて高校生になってもここから,本格的な勉強開始になります.

ざっと説明すると学校の勉強量を除いた時間で,以下の勉強量をこなしていました.

  • 高校1年生で3時間
  • 高校2年生で4時間
  • 高校3年生で5時間

部活していたら,勉強する以外の時間なくない?

まさにその通りです.

部活が終わって家に20時ごろに帰宅,その後,ご飯とお風呂をあわせて1時間休憩,その後は勉強.

部活動がある時はそんな生活を繰り返していました.

さらに部活動がなくなった高校3年夏からは平日7時間,休日は10-12時間の勉強量をこなしました.

ただやはり中学受験をしていなかったこと,部活動をぎりぎりまでしていたことが響き,高校3年生で合格することは叶いませんでした.

(すいません,単に私自身の学力がなかっただけです.)

浪人生として,1年間勉強量を増やしました.浪人時代は予備校に22時まで毎日いる生活でした.

浪人時代はこの年で決める!って思いが高校生の時よりあったため,受験する大学が決まってからのラスト1か月は,1日14時間くらい勉強した記憶があります.

こちらで遂に国公立医学部に合格が叶いました.

★医学部合格までの勉強量★
①中学受験:親が医者である場合は,中学受験をする人も多い.小学校時代から塾に通って週3日など勉強する人もいる.(中学受験している方が医学部合格には一般的には有利です.)

②高校受験:中学受験しない場合は,高校で進学校に進むため塾に通って勉強している中学生がほとんど.進学校を目指すための勉強量はこなす

③大学受験:医学部医学科に合格するために,高校時代の青春時間を全てささげる人もいるレベルに勉強している.1日最低3時間は勉強高校3年生になると,休日は10時間以上勉強していることは当たり前.ご飯だけ食べて,その他は勉強.なんて状況もあることはある.

医師国家試験合格までの勉強量

図書館で数多くの人が勉強をしている

医学部医学科に合格すると,6年間の大学生活が待っています.6年間でも数多くの試験が待っています.

『教養科目』と呼ばれる<英語>や<心理学>などの医学部以外でも勉強する科目の試験から始まり,『解剖学』,『生理学』,『基礎』,『研究実習』,『臨床実習のための試験』・・・など数えきれないほどの試験を通過する必要があります.

ただこちらは大学受験とは異なり,60点以上取れば合格!と言ったような絶対評価になります.

そのため,医学部以外の大学生と同様で過去問を解いて試験だけ乗り切る人,授業のプリント全てを把握して試験に臨む人など,さまざまです.勉強量にもかなり差がでます.

勉強量としては試験前に集中して1日3-5時間するような勉強スタイルになる人が多いと感じています.

医師国家試験のための勉強量

大学6年生の時に医師になるための試験,つまり医師国家試験が存在します.

医師国家試験は全国の6年生の医学生が受験して,その90%が合格するような試験です.つまり下位10%に入らなければいい試験です.

ただ同級生全員が医学生ですから,全員高校時代に医学部を合格するための勉強をしてきたわけです.

そのため医師国家試験合格のための勉強量は大学受験を思い出すような壮絶な勉強量になります.

最低でも1日10時間は勉強するようになります.私自身も同級生と一緒に10時間毎日勉強して,時たまリラックスする,そんな生活を繰り返していました.

★医師国家試験合格までの勉強量★
①医師国家試験以外の試験~大学1年から5年生まで~
試験の数は相当数.試験の過去問を解いて乗り切る人から,授業資料を全て把握して試験を受ける人まで様々.多くの人は試験前に3-5時間くらい集中的に勉強して乗り切る印象
試験は,多い時には1週間に2.3個試験がある時もあるため,毎日勉強する日もある.

②医師国家試験~大学6年生~
大学受験を思い出すほどの勉強量.1日10時間は勉強をする.医学生同士でしのぎを削る試験.

医者になってからの勉強量

勉強して散らかされた鉛筆や本,眼鏡

医者になってからも勉強が続きますが,こちらは他の仕事でも同様だと考えます.

新人の時は学ぶことが数多く存在し,経験を重ねるにつれて知っていることも,できることも多くなっていく.その中で周囲が優秀なできる医者,そうでもない医者に評価されていく.

社会人以降に関しては,仕事内容が異なるだけで,その他の社会人と同様です.

ただ医者は年齢をどんなに重ねても勉強をし続けなければならない職業ではあります.

医者として資格を取るための勉強

医者になった後は『専門性』を極める必要があります.

【手術】をする『外科』,【内視鏡】をする『消化器内科』,【子どもの診療】をする『小児科』などが専門性にあたります.

その自分自身が選んだ専門性を名乗るために専門医試験と呼ばれる試験があります.私であれば外科専門医と言った具合です.

この専門医の資格を獲得するために勉強しなければなりません.

もちろん専門にする領域ですから,勉強するのは当然なのですが,試験対策という形で勉強をしなければなりません.

試験半年前~1年前くらいから2時間程度勉強を始めて,試験直前には5-6時間長時間勉強する,そんな状態になります.

医者として医学知識をアップデートするための勉強

医療の仕事は病気によって『ガイドライン』と言われる病気の治療方針の大筋が決められています.

現在の医療はこのガイドラインにのっとり行われることがほとんどです.

ガイドラインに沿いつつ,ガイドラインではわからない部分は担当した医者が各自判断していく,そんな医療です.

難しい言葉になるかもしれませんが,こちらが現在提供されている『標準治療』になります.

この『ガイドライン』は3-5年に1度改訂されるため,最低でもこの期間で知識をアップデートしていかなければなりません.その度に勉強する必要があります.

実際はガイドライン改訂前に学会や論文などで最新情報が配信されるため,3-5年という期間よりずっと短いです.

医者として日々の医療のために知識をアップデートするための勉強

日々さまざまな患者さん,病気を診療しますが,中にはガイドラインに当てはまらない場合もあります.

珍しい病気であったり,いくつもの病気が重なっている場合などです.

このような場合,過去に似た症例が日本全国どこかでないか?または世界でないか?を探して勉強する必要があります.

世界で探す場合はもちろん英語で書かれた論文を読むことになるため,英語力を鍛える必要があります.

日々の診療での疑問はよくある事ですし,細かい疑問でもよく調べることがあります.

医者になって最も勉強する量が多いかもしれません.

★医者になっての勉強量★
専門性,資格を取るための勉強:いわゆる試験勉強をする必要がある.

『ガイドライン』と呼ばれる標準治療を提供するための勉強:日々の診療の基本のための勉強.

③日々患者さんに最良の医療を提供するための『論文(多くは英語論文)』を読む勉強.
*③に関しての勉強量は無限に行うことが可能*

医者の勉強量.まとめ~医者は一生勉強??~

本に夢中な少年

医者は数々の試験を乗り切るまでは1日10時間を超えるような勉強量が必要になることも多いです.

そして医者になってからも医療という進化し続ける産業で働く職業です.

最高の医療を提供するために,患者さん一人に今現在考えられる最高の医療を提供するために勉強をする必要があります.

そこに終わりはありません.さらに最新情報の多くは英語で書かれている論文を読む必要があります.

ただ医者になってからは他の職業と同様に勉強する量が多い人,少ない人に分かれていきます.

社会人になってからは,他の職業と同様仕事を頑張る人,それ以外も充実させたい人,といるように医者でも同様で勉強量はかなり差が出てきます.

しかしながら医者は全く勉強せず,何年も前の治療を行い続けることはできませんので,勉強をしなくとも経験だけでできる仕事ではないとは思います.

医者になるまでから医者になってからの勉強量に関してまとめてみました.

参考になれば幸いです.

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