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医者は病院の近くに住む?住まいや転勤事情にお金がかかる.解説.

医者の住まいや転勤事情について解説. 医学/医者関連
●医者の住まいはどこ?病院の近く?
●転勤はある?費用がかかる?

医者の住まいや生活に関して興味がある方向けです.

現在病院で勤務する勤務医が, 医者の住まいや転勤事情について解説します.

医者は病院の近くに住む?住まいや転勤事情にお金がかかる.解説.

日本スタイルの寝室.
若手医師は帰って寝るだけ.そんな家に住むこともある.

医者は病院の近くに住む?

結論を言うと,医者は夜間に呼び出しがある科も多く,病院の近くに住む医者も多いです.

特に独身,若手の医者は病院の近くに住んでいることが多いです.

患者さんの状態に何か変化があれば,最初に電話がかかってきます.その後,必要があれば診察をしに病院に行かなければなりません.

循環器内科の医者は電話がかかってきてから30分以内に到着できるようにと言われてる場合もあるらしいです.

これはそれだけ早く治療しなければ,患者さんの命に関わってくる可能性が高いからです.

家の大きさは寝るだけの場合,6畳1間の賃貸に住む医師も数多くいます.

医者は忙しく恋愛している暇なんてあるの?そんなことを心配してくれる患者さんもいます.

家庭がある医者,上級医である医者は状況による.

子どもの進学状況などに応じて住む環境が異なります.病院から1時間かかる距離に住まれている場合もあります.

入院患者さんに何かあった場合には,若手の医者が呼ばれ対応.その間に上級医にも連絡が入り,来るような環境が多いです.

ただ単身赴任のような形で病院の近くに寝るだけの家を借りている上級医もいます.

患者さんに何かあった場合にすぐに駆けつけられるようにと責任感を持って働く医者も多いです.

ただこの場合,家庭環境は大丈夫なのか?と心配してしまう自分がいるのも事実です.余計なお世話なのかもしれませんが.

住宅手当が出ないことも多々.

このように病院の近くに住むことが多いなかで,住宅手当が出ない場合もあります.

病院の近くだと家賃だけで10-15万は軽く超えてる.

上記のように言われる上級医の先生もいます.

私自身も若手の時には住宅手当がない状況で働いていました.その当時は,家に帰っても寝るだけでしたので,気にしてはいませんでした.

ただこれから家庭を持っていき,上級医の先生のように家賃でかなり家計を圧迫する可能性もあるのは不安に考えています.

病院でも看護職員には住宅手当が支給され,医者にはない.給料が違うから文句を言うな!という声もあるかもしれませんが,疑問に感じる部分ではあります.

福利厚生の観点でも様々な企業があるように,さまざま病院があるので,住宅手当が支給される病院もあると考えられます.

医者の転勤事情

荷物を運搬するトラック

住まいに続いて転勤事情について説明していきます.

若手医師は2-3年で病院を変わることが多い.

若手医師は経験を積む必要性があります.そのために様々な病院で勤務することがあります.

ある病院は透析を行っている,ある病院はこの手術が多い,など病院によって学べる特性が異なるからです.

2-3年間同じ病院で働いて,経験値を積む.そしてまた別の病院で新たな経験値を積む.この繰り返しです.

若手医師の転勤に関しては非常に合理的な制度になっています.ただ選択権がないのも事実です.

上級医は医局(本社)の方針による.

上級医になると家庭を持っている医者が多いこと,ある程度の経験を積み終えていることから,転勤は人事異動権を持っている『医局』の方針によります.

医局とは簡単に言えば,企業で言う本社と考えてもらえればいいと思います.

上級医の仕事姿勢に問題がなければ同じ病院での勤務を継続させてくれる医局,家庭など関係なく平等という概念のもと,2-3年で勤務地を変える医局など様々です.

上級医の転勤事情は,入っている医局によって大きく異なります.

こういった転勤を好まない医者はフリーランス(=医局に属さない)で働く医者もいます.

フリーランスは東京などの大都市では少しずつ普及している印象ですが,地方になると医局の力がまだまだ強く難しそうです.

転勤のお金はほとんどの場合実費.

医者として非常に厄介なのが転勤の費用です.まずほとんどの場合は転勤費用は実費です.

これは転勤の指令を出すのは医局ですが,その医局と病院自体につながりがないからです.

例えば,A病院→B病院に転勤になっても,A病院とB病院は何のつながりもないのです.医局から医者を派遣されてはいるものの,病院と医局につながりもなければ,病院同士つながりもありません.

企業や公務員の転勤とは異なります.

医局は主に大学病院であることが多いですが,その医局は指令を出すだけ.

病院としては医者が変わるだけ.その転勤する病院とは同じ系列でも企業でもないため,現在働いている病院は退職扱いになるわけです.

今後は転勤の費用のみならず,2-3年で病院を転々とした場合,退職金はどうなることやら.

このように頭を悩ませられる状況が続いています.

医者の住まいや転勤事情のまとめ.

綺麗な芝生の上にある家

若手医師と上級医で異なってくることが多いです.

ただ患者さんが急変することが多い科の医者は病院の近くに住むことが暗黙の了解とされている場合もあります.

転勤事情にしては,2-3年程度で経験を積むために転勤する若手医師医局の制度によって大きく異なる上級医になります.

転勤の費用は全て実費.なおかつ,転勤に関しても2月に決まる,遅ければ3月初旬に出る場合もあるため引っ越し費用は繁忙期で超割高!なんてこともあります.

いかがでしたでしょうか?医者の住まいや転勤事情などについて解説しました.

医者は一生勉強なんて言われることもあります.

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