医者/医師になってよかったことを実体験でまとめます.

医者になってよかったこと医学/医者関連

医者になるのってものすごい勉強しなければならないってきくけど,実際になってよかったことってどんなこと?

このようなことに興味がある方に向けて書いています.

医者になるには確かにかなりの勉強量が必要ですし,医者になってからも勉強がかなり必要になります.詳細は過去の記事にまとめていますので,興味のある方は参考にしてみてください.

医者になってよかったことを,現在,消化器外科医として総合病院で働く現役医師が解説します.

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医者/医師になってよかったことを実体験でまとめ

医者と言えば聴診器

医者になってよかったこと①:直接人から『ありがとう』と言われる仕事

医者は仕事をしていて,患者さんおよびその家族からありがとうと直接感謝の言葉を言ってもらえる職業です.

この手術は難しいのがわかりきってるけど,立ち向かわなければならないな.つらいな.

どう考えても手術の後の合併症が生じることが予想できる,そんな状況もしばしばあります.ただそんな思いを抱えながら手術をして,患者さんがリハビリを頑張って,うまく治れば,

手術するか悩んだけれど,最終的にはよかった.先生,背中を押してくれてありがとうね.

このように言ってもらえることがほとんどです.さらには退院後に患者さんに直接感謝の手紙をいただくこともあります.この感謝の手紙を読んだ時は,

医者冥利に尽きるなー.よし,また仕事頑張ろう.

このように仕事を頑張る気力,力になります.

どのような仕事も社会に必ず貢献をしていると思います.ただその仕事中でも面と向かって,ありがとうと言われる仕事はそうそうないはずです.社会貢献や誰かの役に立っている,それがわかりやすい仕事といえるのではないでしょうか.

これは医者になってよかったことのNo.1だと個人的には考えています.

医者になってよかったこと②:自分自身の健康管理に対して考える

医者になると,ある病気に対してはあることがリスクになるとわかっています.例えば,食道癌はアルコールや喫煙が発症リスクのひとつになります.

つまり,『こういう生活をしていれば病気になりやすい.』ということを知っています.それゆえに,当然そのリスクを避けようとします.

さらには,実際に病気になった方を診察・治療するため,その病気になった方がどのような姿になるのか?どのような経過をたどるのか?を実際にみることになります.病気になるとどれほど大変なことが起きるのかをよく知っています.

これをひとことで言ってしまえば,『自分自身の健康管理を大切にするようになる』ということです.

私自身,太らないように食生活において暴飲暴食はしなかったり,歩くことの大切さをしっているため階段を使って病院で移動するようにしたりしています.

小さなことかもしれませんが,健康管理はこういった小さな積み重ねで変わってきます.

最近ではやたら筋トレをする医者も増えてきたように思います.これも仕事柄,筋肉が健康には非常に大切であることをしっているからという理由も少なからずあると思います.

医者になってよかったこと③:家族や身内から頼りにされる

医者は『医者』というだけで,『病気』に対して詳しいと判断されるため,家族や身内に何かあった場合に必ず連絡が来たり,相談されたりします.

怪我や病気などに関わらない人はいません.風邪などを含めた病気になったことがなく,病院に行ったことがない人は本当に本当にいないのではないでしょうか?

このように病気や怪我は万人が興味や関心を持たざるをえない分野であるがゆえに,それが身内や家族に生じた際には非常に頼られます.

遠すぎる親せきからも頼られることもあったりして,うん?と思うこともありますが.

身内の手術を行うことも可能です.もちろん両親が病気になった場合にも自分自身で診察することも可能です.

最近ではコロナワクチンを打つべきかどうかということを聞かれることが多いです.私自身は今現在のデータでは打つべきだと考えていますし,打たないことのメリットと打つことのメリットを天秤にかけ合わせて自分自身打つ判断をして,3回目のワクチン接種まで受けています.

また血糖値の話もよくされます.自身,親の血糖値が気になったことがあり,『リブレ』と呼ばれる血糖測定器を使ったことさえあります.

医者になってよかったこと④:経済面での安心感はある.

家族を養う立場になって実感しましたが,いわゆるお金の面ではかなり安心感があります.

いやらしい話になって申し訳ないですが,やはり安定した収入があり,十分に家族を養えるだけの給料があります.おそらく,場所や働く科,仕事内容を選ばなければ,日本全国どこでも就職が可能だと思います.

自分自身が健康であり働きさえすれば,家族が路頭に迷う可能性は限りなく低い,これもよかった点だと思います.

医者になってよかったこと⑤:仕事に対して『やりがい』が尽きない.

医学というのは日進月歩でどんどん進化していきます.それゆえに,昨日の知識は昨日の知識,明日の知識は明日の知識でどんどん違うことが行われていきます.

そんな中で患者さんひとりひとりも持っているバックグラウンドが異なり,何を求めているのかも異なります.

私たち医者は,データに基づいた治療だけでなく,患者さん一人一人にあわせた治療をしなければなりません.

また治療方針が手術となると,『この手術をしなければこの人の命は確実に助からない.』そんな状況に追い込まれることもあります.これをプレッシャーと感じるのか,やりがいと感じるのかは人それぞれですが,かなりのやりがいがあると言えます.

そしてこのやりがいは尽きません.全ての患者さん,ひとりひとり血管の構造が違ったり,出血しやすさが違ったりとひとつとして全く同じ手術はないからです.

やりがいは,医者は3年目からが本番と言えると思います.医者3年目には責任がついたり,仕事が忙しくなったりします.それゆえ医者3年目は辛いと思う医者も多いです.

医者になってよかったこと⑥:物事を論理的に考える癖がつく

これはよかったと思う人と良くないと思う人に分かれるかもしれません.

具体的には患者さんを診断,治療していく過程で,『感情的』に方針を決めるなどはあってはなりません.この検査はこういう理由があって行う,この治療はこの検査のこういう結果が出たから,これを行うのが最善,など『論理的』に組み立てて考えていきます.

何でもかんでも説明する癖がつきます.(笑)

そんなにあれこれ分析説明して楽しい?話が難しくてつまらない,よくわからない.

もちろん,こんな風に言われることもあります.私自身は論理的な思考が身について非常によかったなと思っている毎日です.医者という仕事に限らず,論理的な思考は日常生活でも非常に役に立つからです.その反面,若干冷たい,と感じられることもあるようですが.

論理的思考が役に立つなと思うのは,『お金』に関してもです.これが欲しいほしい,などで感情的に衝動買いすることはあまりありません.本当に必要かどうかを考えて購入するかを判断します.

論理的思考は投資に関しても当てはまると考えます.感情を排除した投資=インデックス積立投資,これは投資の最適解のひとつであると思います.それがなぜ最適解なのかを医者にデータを示して行うべきなのかを説明すれば,納得する医者が多いと思います.

最後の投資は,私自身が行っているため,正当化したいだけ,かもしれません.

医者になってよかったことは何といっても感謝される仕事であること

医者になって,医者として当然の仕事をしたまでですが,その仕事でありがとうと感謝されます.これは本当に恵まれていることだと思います.

医者という仕事は,患者さん・家族の感情をかなり揺さぶる状況にしてしまいます.これはしょうがないことなのですが,その中で医者が冷静でいるためにも,論理的に物事を考え仕事を遂行することが求められると思います.

これから医者を目指そうという方,医者がどんなことがよかったと思っているのか知りたい方の参考になれば幸いです.

医者をめざそう,医者になりたい,という方は当直の制度については必ず知っておいてほしいので,以下の記事もお勧めです.

コメント

  1. yuki より:

    こんばんは。

    どんな仕事でも等しく尊いものなのですが、やはり医師という仕事は特別だと思います。
    人の命を救う大変さ、やりがい、それらを支える努力。どれをとっても尊い。

    • くちゃんくちゃん より:

      いつもブログを読んでいただきありがとうございます.

      そのように言っていただけ光栄です.恥じないように精進してまいります.

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