医者/医療従事者は高配当株投資を行うべき3つの理由【ブログ】.

高配当株投資をするべき理由 投資

医者の同僚も投資を始めてる.興味あるけど,高配当株投資って何?

投資って,買った株が値上がりしたら売って儲けることでしょ?

投資戦略?配当金か値上がり益を狙うかどうしたらいいかわからない.

現在総合病院で勤務医(医者)として働き,給料を株式投資に回し,配当金を狙った投資戦略をとっている私が解説します.

特に医者,医療従事者は『高配当株』と呼ばれる株式投資に向いていると考えます.投資に興味を持っている方,高配当株投資をしてみたい方に読んでいただきたいです.

医者/医療従事者は高配当株投資を行うべき3つの理由【ブログ】.

あおぞら

積立NISAとiDecoはやっている.それ以外にも投資を始めてみたいけれど,仕事が忙しくてどうしても後回しになってしまいます.

結婚して,リアルにお金をどうするか考えた.主人は投資に興味を示さないから,私が投資を行ってますが,ロボアドバイザーです.

投資は一般NISAで月10万円の積立投資を行っているだけかなー.あとは特にしていない.

このように私自身勤務している病院の医者,看護師さんなども投資をしている方を見かけるようになりました.それでも多くの方は積立NISAや一般NISAのみをされている方が多い印象です.

また女性の方で投資の銘柄などはよくわからず,ロボアドバイザーを使用している方もよく聞くようになりました.

ロボアドバイザーに関しては下記の記事にまとめていますので,興味のある方は参考にしてみてください.

NISAだけだと実際に投資をしている気分にはならないですね.

このように言われる後輩の医者もいます.そこでNISAやiDeCo以外でも株式投資をする医者や医療従事者は『高配当株』投資を行うべきと考えます.

NISAとiDeCo以外は貯金,それではもったいないと考えています.

医者/医療従事者が高配当株投資すべき理由①:株を買ったら売却せず放置(Buy&Hold)が可能.

医療従事者の仕事は多忙かつ時間が読めないこと仕事になります.

今日は比較的落ち着いてて,定時に終わりそうだ.・・・え!腹痛で救急患者が来ている?胆嚢炎?

緊急手術ですねー.病棟にも連絡しないと.17時前でちょうど仕事が終わるころなのに,看護師さんも忙しくなるなー.

このように仕事が終わったと思っても,救急患者さんが来たり,病棟で入院している患者さんの状態が悪化したりと,急に仕事が発生することもあります.

こちらは急に生じるので時間が読めないことが多いです.

さらには,毎日毎日新しい医療の知識が世の中でアップデートされていき,その勉強に時間を当てねばなりません.

今のコロナ禍では,コロナに関する処置・対策をどうするかなどが少しずつ変化するため,そちらに対応するのも大変です.

株式投資したいけれど,それを勉強する時間はないよ.ただ貯金だけだとお金は増えないし.でも時間は...

こんな医者/医療従事者にとっては,『高配当株投資』,つまり配当金を狙った投資は,値上がり益(キャピタルゲイン)を狙った投資よりも株価の推移を気にする必要ない投資になるため,向いていると言えます.

高配当株は,最悪買った株はそのまま放置して,配当金が入ってくるのを待つ.いわゆるBuy&Holdすることも可能です.

それから空いた時間などに株を購入したり,いくらになったら株を何株買う指値注文をして株数を増やしたりすることで,配当金を増やしけます.

つまり,時間がなくとも,株を売却しなくても利益を得ることが可能な投資になります.

医者/医療従事者が高配当株投資すべき理由②:医療機器,製薬会社の企業の製品や薬品名がわかる

体温計と薬

ジョンソンエンドジョンソンは手術の機械で使ったことあるわ!

ワクチン以外でもファイザーの内服薬なんかもあるな.

医者の中でも,手術を行う外科領域の医者は,ジョンソンエンドジョンソンやコヴィディエン(メドトロニック)の製品を普段から使うことも多く,現在どういう商品がトレンドなのかを,目の前で知ることが可能です.

また薬に関しても,武田薬品や第一三共といった製薬会社の薬を処方することも数多くありまし,ファイザー社の内服薬を処方することもあります.

こういった医療機器や薬品を扱う企業は,健康や長寿がトレンドとなっているこの世界では,今後も需要が期待できます.

今後も需要が期待できる企業を日々の診療でよく知っているため,どの企業が伸びる可能性があるのか,今後潰れてしまいそうな企業かを肌で知ることも可能です.

もちろん短期的な株価の下落を読むことは日常診療の中では難しいです.しかしながら, 日々の診療で使われている機器や薬品を生み出しているならば,その企業がつぶれることも少ないと感じられます.

つまり『長期投資』する場合に,安心して投資を継続できる企業なのか,日々の仕事でわかるということです.

そしてヘルスケア企業は配当を多く出してくれる企業も多いです.

例えば,ジョンソンエンドジョンソン(ティッカーシンボル:JNJ)は連続増配を60年近く継続している企業です.株価も長期的に見れば右肩上がりになっています.

ワクチンで日本社会に広く知れ渡るようになったファイザー社も,配当利回りが約3.0%程度で高配当株になると思います.

武田薬品は日本最大の製薬会社になり,M&Aで拡大を続けています.しかもタケキャブと呼ばれる薬は革新的で,こちらの点滴が出回れば,さらに業績の拡大が期待できます.武田薬品は言わずとしれた高配当株です.

このように,ヘルスケア企業に嫌でも日々携わる医者・医療従事者だけが享受できる投資の利点も存在しています.

医者/医療従事者が高配当株投資すべき理由③:浪費をしなくなる.

高配当株投資をいざ始めてみても,もらえる配当金はほんの少しです.

配当金もらったけれど,これじゃうまい棒10本くらいしか買えない.

このように思う方がほとんどだと思います.しかしながら,配当金が少しずつ増えてくるのを実感すると,もっと配当金を得たいという気持ちが大きくなります.

配当金を多く得るには,もちろん株を多く保有しなければなりません.そのためには浪費していては,株式投資に回す資金力が上がってきません.そこで浪費を控えるようになることもあると思います.

医者の浪費に関しては以下のようなことが簡単に思いつきます.

  • 1回の飲み会で3,4件もはしごして,全て医者が払う👈本当に行きたい飲み会で使っているお金なのか?医者だからという理由で払わされていないか?
  • 意味もなく高い白衣や高い聴診器を買う👈白衣が高くて,その有効活用性は?病院から支給された白衣とそれほど大差ないように見える.
  • 車にそれほど興味がないのに,まわりが乗っているからとローンして高級車に乗る👈車は移動手段であって,それ以上の価値が自分にとってあるか?

このような浪費に対して考え,控えるようになってきます.本当に自分にとって必要なのか?を価格ではなく,価値で判断するようになります.

まだまだ若いから医者でバイトすれば,配当金でもらえるお金よりも全然多い!そっちで稼ぐから大丈夫.

このように考えられる方もいると思います.しかし,それは自分自身の『時間』という限られた物を仕事に費やしていることになります.医者のバイトが好きでやっている仕事ならば,それはバイトではなく本業にすべきだとも思います.

ただ私自身,研修医時代には給料が0になるまでお金を使っていた過去があり,間違いなく浪費をしていました.ただ今は株の購入をしたい!と思い,本当に必要なものかを判断して買うようになりました.

さらには時間も非常に大切で,家族と過ごす時間を増やすためにも,無駄なバイトはしたくないとも考えています.

そして医療従事者の中でも医師の場合,病院に就職するわけではなく,『医局』に属することがほとんどだと考えます.その場合には退職金がもらえない可能性があり,老後のお金は自分で形成する必要があります.

【ブログ】医者/医療従事者は高配当株投資を行うべき:まとめ

花のつぼみが花咲くのを待つ.

高配当株投資,つまりインカムゲイン(配当金)を狙った投資戦略をすべき理由についてまとめました.インカムゲインは株を持っているだけでお金が入ってくる,いわば金の卵を産む鶏を育てる投資戦略です.

●医者や医療従事者が配当金を狙った投資をすべき理由●
①Buy&Holdが可能:忙しい中,売却をすることで利益を得るのは難しい.株を買ってそのまま寝かしておくことの方が時間的に向いている
②医薬品企業に詳しい:実際の製品を間近で見ているため,その企業が需要がわかる.
ジョンソンエンドジョンソンや武田薬品と言った高配当株も医薬品企業には存在する.
③浪費をしなくなる:配当金が入るのを実感すると,配当金がもっと欲しくなる.そのための資金を作るために,浪費をやめ,資産全体の向上につながる.

いかがでしたでしょうか?配当金がいまいちわからなくても,小額からでもはじめてみるべき価値は充分だと思います.実際に始めてみないとわからないことも多々あります.始めてみれば興味が湧いてくることも多いです.

私自身,配当金をもらうたびに自分の資産が少しずつでも増えていることを実感し,投資に対するモチベーションが高く保てています.

自身だけでなく,妻や子供のためにも勝手にお金を育ててくれる鶏を育ててみてはいかがでしょう?

また株主優待を目指して投資をするのもひとつの戦略です.イオンの株主優待は買い物で非常にお得になる優待のため,興味がある方は参考にしてみてください.

コメント

  1. yuki より:

    こんにちは
    お医者様がご自身で投資、とはあまり想像できないです。お仕事お忙しいから時間が取れなさそう。情報収集にお金に糸目をつけずとか。(いいイメージじゃなくってごめんなさい)
    医薬品分野ですか。。。武田薬品は以前、持っていましたが、リターンが悪くて手放してしまいました。タケキャブがそんなに画期的なお薬とは知らなかった、保有し続ければよかった、残念。
    新薬開発情報があらかじめわかっていると強い、(そんなことはないですよねw)

    私自身も投資していますが、ファンダメンタル重視で長期保有、BUY&HOLD作戦です。確かに安定した企業は配当利益もいいと思います。配当利益だけだと、本体が暴落したりとかもあるので、なかなか難しい。投資されている銘柄、真似させていただきます。
    テクニカルもやってましたが、精神がもたず。。。3ヶ月で諦めましたw

    銀行に預けても全く増えないので、積極的に投資、は職種拘らず大賛成です。

    • くちゃん くちゃん より:

      ブログを読んでいただきありがとうございます.
      時間は確かにないですが,四六時中ずっと忙しいわけではないので空いた隙間時間に情報収集などしています.
      武田薬品はタコ足配当で,今後どうなるかわかりませんので,リスクをとっての投資になりますので私も不安な気持ちは強いです.
      新薬情報があるわけではありませんが,新薬がでれば,これはいい薬だなと自分が思う➡他の医者もそのように感じている➡それゆえその企業は存在し続ける可能性が高い.に結び付くかなと思います.
      投資をされているんですね.Buy&Holdが精神的に一番落ち着いてできるかとも思います.買うときにこの銘柄は下がっても売らない!とルールを決めておくだけですので.それゆえ買う前に熟考する必要もありますが,熟考して出した自分の結論ならば,暴落しても耐えられるかと思い私は投資を行っています.

  2. yuki より:

    コメントバックしちゃいますね
    これ、一番大事、投資だけではなく病気治療でも心がけています
    >熟考して出した自分の結論

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