お医者さんって休む時あるの?特に長期休暇なんてあるの?
医者にも長期休暇があるにはあります.
医者の長期休暇について詳しく解説していきます.
私は,総合病院で消化器外科医として今でも働いている医者です.
医者の長期休暇,休日,夏休みなどについて詳しく解説していきます.
内特に今回は『長期休暇』についてまとめるよー.
通常の土日の休みに関しては下の記事を参考にしてください.
医者の長期休暇.休日はどれくらいある?夏休み?
総合病院の医者の長期休暇
医者の長期休暇に関しては,1年に1回だけ『夏休み』という形で1週間の長期休暇が与えられます.
有休とは違うの?
有休とほぼ同じですが,1週間連続で休むことが認められています.
この1週間の間は,病院から電話がかかってくることもありませんし,海外旅行に行こうが,家でのんびりしようが自由です.
ただこの1週間の休みもいつでも自由に取れるわけではなく,多くは6-10月くらいの時期が多いです.
そのため,医者の『夏休み』と呼ばれます.
土日が完全休日でない医者にとって数少ない完全オフの日だよね.
医者は土日も働いていることが多いです.詳細は以下の記事を参考に.
ただ2024年にむけて医者の働き方改革も進んでいますので,土日は交代で勤務している病院も増えているようです.
医者の長期休暇は1週間あるというけれど,,,
長期休暇1週間あるけれど,本当に1週間とれるかは病院の空気にもよるよね.
病院の働き方によることが多いですが,1週間休まずに2.3日だけの休みとして別々に休みをとることもあります.
医者は『外来日』があるため,自分の外来日を休む=周囲の医者に迷惑がかかる,患者さんに迷惑がかかると考えることも...
他の先生が代わりに外来をこなしてくれることもありますが,その働き方はまだまだ進んではいません.
患者側としてはいつもと違う先生が急に外来にいるとびっくりする.
患者さんからしたらこのように思うのも当然なのかもしれません.
ただ現状の医者の働き方を考えると,現状の主治医制からチーム制に変わるのが流れです.
少しずつ長期休暇中の医者の代わりに外来を診察する流れが主流になってくるでしょう.
医者の長期休暇は何をする?
家族としっかり過ごすことが多いですね.
海外旅行が好きだから海外旅行で羽を伸ばすことが毎年の長期休暇!
病院から電話来ないから電話通じなくてもいい,山登りしようかなー.
家族との時間を作ることもあるし,自分自身の趣味に時間を費やすこともあります.
普段の忙しさゆえ,そちらから解放された反動で旅行に行く医者が多い印象です.
医者の長期休暇:有休は別?
長期休暇とは別に有給休暇ももちろんあります.
長期休暇と合わせれば,2週間休むことも可能!?
理論上は長期休暇と有休あわせて2週間以上休むことも可能です.
ただそのように休む日本人医者にまだ出会ったことがありません.
医者の長期休暇:開業医の場合
私自身開業医ではないため詳細はしりません.
ただ木曜日午後休診,日曜日休診にしている医者が多く,その他も暦通りのお盆だったり,正月だったりで長期休暇をとっている方多いです.
開業しているので,自分自身で休みを決められるので,長期休暇をとろうと思えば取れるでしょう.ただそうなると定期的に受診する患者さんにとっては,難しい面も生まれます.
医者の長期休暇:海外の医者
海外の医者の場合は,日本と比較しても長いことが多いです.
オーストラリアなどでは長期休暇がしっかりともらえるようです.
1か月近く休むことも可能なようです.
医者も人間で,有給休暇などは当然の権利として認められているからですね.
医者の長期休暇:まとめ
今回は医者の長期休暇についてまとめてみました.
1年で1回だけ1週間(正確には平日の5日)の休みをとることが可能.
時期は6-10月くらいの夏季に多い.
1週間休めるかどうかは病院の雰囲気や外来の有無による.
●開業医の医者の長期休暇●
普段から休診日を設けていることがほとんど.
長期休暇は自身で決定できることが多く,多くは暦通りの正月休みなど.
医者は多忙な職業であることで有名ですが,このように長期休暇もあることはあります.
当ブログでは医者の生活や事情についてまとめていますので,その他の記事も参考にしてみてください.
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