コロナワクチン3回目接種後の反応;医師の体験．

2022年1,2月になり1日100万回を目標に3回目のコロナワクチン接種を進められています．すごい勢いでまたワクチン接種が進んでいくと考えられますが，3回目接種前に実際にどうだったか知っておきたい，そんな方に向けて書いています．

コロナワクチン1,2回目の接種後の副作用・副反応についてはこちら．

私の受けたコロナウイルスワクチンは3回ともファイザー社になります．2回目を接種してから約8か月期間が空きました．

コロナワクチン3回目接種後の反応;医師の体験．

結論を言ってしまえば2回目の反応とほぼ一緒．

2回目接種の時は，接種した腕の痛み，発熱，全身倦怠感，わきの下(腋窩)のリンパ節の腫脹・疼痛などがありました．3回目の接種後はどうなるかと思っていましたが，本当にほぼ同等でした．

接種した腕の痛み

こちらが一番最初に自覚する副作用・副反応でした．接種した当日の夜には痛みが出て，翌日の朝から昼にかけてが痛みのピークでした．接種した2日後にはほとんど気にならなくなる痛みでした．

発熱・全身のだるさ

接種した当時は何ともなかったため，3回目は楽に終わるのかなと楽観的に思っていました．ただ朝の6時ごろから寒さで目が覚め，厚着に着替えて再度眠りにつきました．

ただ仕事があったため，だるいなか出勤し，ややぼーっとしながら仕事をしている状態でした．熱があるけれど，中間テストがあるから登校しなければならない中学時代を思い出しました．

仕事が終わって家に帰ると，すぐに眠りについてだるさを紛らわしました．21時ごろから食事をして，再度眠る準備をして眠りました．

翌日には発熱はなかったものの，だるさは若干続いていました．ただ，昼頃にはほぼ気にならくなり普通になりました．

2回目と違ったのは食欲でした．2回目の時は食欲もあまりありませんでしたが，3回目接種時は食欲がめちゃくちゃありました．

ただ発熱とだるさはあるので，食事をつくるのがしんどい．でも食べたい！そういったのジレンマがありました．

ただ食欲があった分，今となっては2回目よりは楽だったんではないかと思います．

腋窩リンパ節の腫脹・疼痛

わきの下のことを医学用語で『腋窩(えきか)』といいます．そこに存在しているリンパ節が主題しているのがわかりましたし，痛みもありました．

3回目の接種は左側に打ったのですが，左側の腋窩のリンパ節だけがぼこっとはれており，こりこりしていました．右はほぼ腫大なしです．

違和感はあったものの，2回目でも腋窩リンパ節は腫れたため同じかなといった印象でした．

接種した翌日から左側の腋窩リンパ節が腫大し，2,3日目と続きました．ただ接種して2日目に右側の腋窩リンパ節も若干腫れていることに気が付きました．ただ痛みなどはなかったため，そのまま経過観察で改善しました．

コロナワクチン3回目接種後の反応;まとめ

結論を言ってしまえば2回目とほぼ同じような反応でした．

確かに接種後は風邪を引いたようなだるさに嫌気を覚えます．ただコロナワクチンを3回目接種することでオミクロン株による死亡率は，若年者になればほぼ0%というデータもあるようです．(ニュースで見ただけで論文はみていませんのでご了承ください．)

私自身はコロナワクチンは接種するのを選択した人間です．ただ医療従事者でも3回目の接種は，2回目がしんどすぎたからちょっと考えると言って打つのを見送られた方もいます．

選択はひとそれぞれですが，感染に気にすることなく出歩けるような世界になることを祈るばかりです．

消化器外科医としては，やはり癌患者さんの面会が制限されること，特に最後の瞬間も家族全員で面会できないことなどが心苦しいです．こういった生活から早く解放されるように向かうことを祈っています．