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あおぞら銀行と楽天銀行を使い分け.金利改悪もネット銀行を使い分け

ネット銀行の使い分け.楽天銀行とあおぞら銀行 投資
●ネット銀行を使いたいけれどどこがよい?
●ネット銀行って金利がいいって聞くけれど,その中でもいいのはどこ?
●楽天経済圏の改悪が続いているけれど,楽天銀行も改悪?

上記のようなネット銀行や楽天銀行などに興味のある方向けです.

基本的に投資や普段使いに楽天銀行を使用している医師が解説します.

あおぞら銀行は金利が他の銀行と比べて非常に高いため,貯蓄に向いています.

楽天銀行の改悪で,あおぞら銀行の金利がさらに目立つようになりました.そこで結論を先に行ってしまうと,あおぞら銀行と楽天銀行を使い分けるのがいいのではと考えています.

あおぞら銀行と楽天銀行を使い分け.金利改悪もネット銀行を使い分け

お金を計算する画像

ネット銀行を使うならあおぞら銀行か楽天銀行がおすすめ.

まだまだ終息のつかないコロナ禍で,接触を避ける日が続いています.そんな中デジタル化も進もうという流れがやっと日本でも加速している印象です.

そんな中でネット銀行を開設したいと考えている方は,少なからずともいらっしゃると思います.

ネット銀行作りたいけれど,作ったところで使い方よくわからん.

このように考えられている方もいると思いますが,ネット銀行などを後回しにするとどんどん金融リテラシーが下がっていき,時代に取り残されていくようになってしまします.

時代の流れについていくためにも,少なくとも1つはネット銀行を作っておくことをお勧めします.

さらにネット銀行は使い方さえ覚えれば,便利でお得です.

ネット銀行としてお勧めするのが,あおぞら銀行と楽天銀行です.その特徴はこれから下記に記述していきます.

ネット銀行のメリット

まずネット銀行のメリットを簡潔にまとめると以下の通りです.

金利が比較的高い:ゆうちょ銀行 0.001~2%であおぞら銀行と楽天銀行は0.1-2%.
手数料無料のサービスがある;ゆうちょ銀行110-220円と手数料かかる.
 ➡楽天銀行やあおぞら銀行は条件を満たせば,1-3回/月で手数料無料.
実店舗に行かなくとも送金などが可能
コンビニ銀行でもゆうちょ銀行でも引き落とし,送金が可能

実店舗のお昼の忙しい時間にわざわざ並ばなくとも,送金などができ,すべてはスマートフォンで完結できてしまうネット銀行はどう考えても便利と言わざるをえません.

あおぞら銀行(BANK支店)は何といっても金利:0.2%の高金利.

増えていくお金

あおぞら銀行の最大の特徴は金利が0.2%とネット銀行の中でも高金利なことです(2022年3月).

ゆうちょ銀行が0.001%, 三菱UFJ銀行も0.001%です.楽天銀行でさえ条件を満たしても,0.1%です.

貯金するならばあおぞら銀行が最もお金が増えるってことだね!

全くその通りで,100万円預けておけば,2,000円(税引き前)もらえるということです.2,000円あれば,ぜいたくなランチでも食べに行けますよね.

ゆうちょ銀行や三菱UFJ銀行では,100万円預けていても1円足らずしかもらえません.これでは消費税すらはらえません.

三菱UFJ銀行に貯金をするならば,三菱UFJの銀行株を持っていた方が断然いいです.なぜなら100株(10万円以下)持っているだけで,配当金が貯金の金利以上にもらえます.

あおぞら銀行はゆうちょ銀行と相性がいい.

あおぞら銀行の使用に向いている人の特徴は,ゆうちょ銀行を主に使っている方です.

ゆうちょ銀行が近くにあるから使っている人は多いと思います.あおぞら銀行は出入金がゆうちょ銀行で行え,その手数料が無料になっています.

これなら普段ゆうちょ銀行を使用していた人は,0.2%の金利をもらいつつ,ゆうちょ銀行で出入金は行うということが可能になります.

あおぞら銀行は0.2%と高金利で,ゆうちょ銀行と相性がいい.貯金には最もよさそう.

あおぞら銀行は,スマートフォンでの使い勝手が悪い.

あおぞら銀行はネット銀行ではあるものの,他社と比較するとアプリの使いにくさが否めません.スマートフォンのアプリだけで完結したい人にはあおぞら銀行はやや面倒なので,デメリットの1つですと言わざるをえません.

それでも実店舗に出向くよりは数百倍楽なのは間違いありません.

楽天銀行は使い勝手がいい.さらには投資と相性がいい.

パソコンでお金を眺める

楽天が提供する楽天銀行.ネット銀行でも有名で,条件を満たせば金利0.1%となかなかの金利の高さになっています.

さらには楽天銀行にはハッピープログラムと呼ばれるシステムがあります.例えば100万円預けていると,ATM手数料が5回/月で無料で,振込手数料も3回/月まで無料となります.

さらにメリットがあり,楽天ポイントが手数料の支払いとして使用することが可能になっており,無駄なお金を払わなくて済むというのもメリットです.

普段,楽天市場や楽天カードなどを使用している人は楽天銀行一択だと思います.

楽天銀行と楽天証券をマネーブリッジ設定することで0.1%の金利を得る

投資との相性がいいと題名で述べましたが,その理由です.

投資をしている方は証券口座を持っていますね.それが楽天証券であれば,楽天銀行と楽天証券を紐づけてその銀行と証券間の出入金を行えるように設定します.

これがマネーブリッジと言われる設定を行ったことになり,楽天銀行の金利が0.1%になります.

さらには投資信託を持っているだけで楽天ポイントが手に入ったり,投資信託を楽天クレジットカードで支払うことで年間6,000ポイントもらうことが可能だったりと,相性の良さを持っています.

楽天銀行は手数料に楽天ポイントなどが使用でき,普段使いに使い勝手が良い.楽天証券で投資をしていれば,金利アップや楽天ポイントがもらえてお得.

改悪続きの楽天サービス.楽天銀行,証券にもその改悪の波が.

落ちていく男

楽天ゴールドカードの改悪が記憶に新しいと思います.楽天市場で4倍ポイントもらえていたものが,2倍となりました.

普通の楽天カードとポイント数かわらねえ!年会費払って楽天ゴールドカード持つ意味ない!

上記のように思われ,楽天ゴールドカードから通常の楽天カードに切り替えた方は多数いらっしゃると思います.かくいう私もその一人です.

その他,楽天ポイントが税入りでもらえてたものが,税抜き価格に変更になったりと改悪続きです.

この改悪には携帯事業の赤字が尾を引いていると思いますが,実際は今までのポイント還元率が異常ともいえます.

この改悪の波が,ついに楽天銀行・証券にまで波及してきました.

楽天銀行金利がマネーブリッジの設定をしても一律0.1%ではなくなる.

上述したようにマネーブリッジの設定をしていれば,楽天銀行は金利が0.1%でした.こちらが改悪されます.

銀行預金300万円までは金利0.1%だが,それ以上の金額分に関しては金利0.04%に下がるというものです.

例えば500万円預けていて,その300万円分は金利0.1%, 残り200万円は0.04%の金利になります.

さっきのあおぞら銀行の一律0.2%と比較するとなんだか見劣りするなー.

まさにその通りです.

楽天証券での投資信託のポイントが低下.

積立NISAなどで楽天証券で投資信託を購入されている方も多いと思います.それである一定額以上(50万円以上)投資信託を持っていれば,ポイントをもらえていたのが現在の制度です.

持っているだけでポイントが勝手に加算されるなんて,めちゃくちゃお得!

そう思っていましたが,ここが改悪されます.

今まではある一定額持っていただけ➡初めてその金額に到達したときだけ に変わります.

え、それって毎月ではなく,一回しかもらえなくなるってことだよね!相当な改悪.もはや楽天ではなく,住信SBIやマネックス証券なども考えた方がいい?

このように思われる方もいるのは間違いないでしょう.

ただ,楽天証券で投資信託をクレジットカード購入することでもらえるポイント付与(最大年間6000ポイント)は改悪されていませんので,まだ楽天証券残留でいいのかなと個人的には考えます.

米国株積み立ても始まり,その他の証券会社を意識しているのは間違いありませんから,ここは改悪しないのではないかと考えています.

こちらが改悪された場合は,その他の証券会社に乗り換えを検討予定です.

米国株については以下の記事を参考にしてみてください.

楽天証券でのクレジット積立のポイントまで改悪.

先ほど申し上げた,投資信託購入での1%ポイント還元がついに改悪されてしまいます.今まで通りの設定にしていると,0.2%のポイント還元になってしまいます.

これは,証券会社変えた方がいい?

非常に悩むレベルの改悪です.ただ証券会社を移管するのにもかなり労力をさきますので,その労力と考えて証券会社を変えるのもありかと思います.

移管するのであれば,住信SBI証券がお勧めです.こちらは三井住友カードで0.5%,ゴールドカードであれば1%還元になります.

新規に証券会社を作るのであれば,SBI証券一択と思います.

ネット銀行も使い分け:貯金はあおぞら,投資・普段使いは楽天銀行

お金をそれぞれで管理して使い分ける

このようにネット銀行も一長一短あり,使い分けが必要になってきています.

投資はしない,貯蓄だけと言われる方は,少しでも金利が高い方がいいでしょうから,あおぞら銀行が望ましいと思います.

積立NISAなどの投資はしたい,でも貯蓄もしたいという方は,貯金の残高で判断すべきかと思います.先ほど上述したように楽天銀行は300万円を超えると金利が低下します.

このため,貯蓄額が300万円以上になるならば,あおぞら銀行も併用して使用するのがいいと考えます.

貯蓄額が300万円以下であれば,使い勝手などから考えて楽天銀行のみでもいいかと思います.

私なりに使い分けをまとめてみました.

●ネット銀行の使い分け●
貯金しかしない人:あおぞら銀行の0.2%の金利を十分に生かす
②投資も貯蓄もする人
1.貯金額が300万円以上の人:あおぞら銀行と楽天銀行の両刀使い
👈楽天銀行には金利0.1%の300万円までしか預けず,それ以上はあおぞら銀行で金利を上げる.
2.貯金額が300万円以内の人:楽天銀行のみでも充分.
👈楽天銀行のハッピープログラムの条件を満たすことでネット銀行の使いやすさ重視.あおぞら銀行との金利の0.1%の違いは,投資信託でもらえる楽天ポイントなどで充分に取り戻せる.さらに1,000円/年の違いで,口座を二つ持つ手間暇などの労力の方が大きい.

以上,ネット銀行の使い分けについてまとめてみました.

ただ高度経済成長期と異なり,銀行の貯金ではお金は増えません.銀行に貯金するならば銀行株に投資をしてほったらかしにしておいた方が,良いと個人的には思っています.

投資して時間がたった経過も当ブログではお伝えしていますので,参考にしてもらえれば幸いです.

貯金と投資ってどっちがさきなの?と悩む方にはこちらの記事もお勧めです.

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