株式投資を始めて1年以上が経過しました.ロボアドバイザーも含めると2年は経過したことになります.
2020年のコロナショック時にロボアドバイザーを始め,2021年より日本株米国株に投資を始めました.それから2年が経過し,私自身の価値観や生活観など今までと比べて変化が出てきたように思います.このような変化について,2022年6月現在で思うことをまとめたいと思います.
それよりもどんな銘柄に投資しているのかを知りたい!そんな方は以下の記事を参考にしてみてください.
株式投資を始めての変化.価値観も変化.良かった変化のまとめ
株式投資を始めてよかった変化①;金融リテラシーが上がる.
これは当然と言えば当然なんですが,株式投資を始める前の自分とは比較にならないくらい金融リテラシーが上昇したように思います.
私自身投資を始める前は,給料などは全て貯金=現金として保有していました.特に医者の中でも外科を職業にしており,なかなか完全にオフになる日もない日々でした.それゆえ,お金を使うのは飲み会程度で,ほとんど使用することもなかったように思います.電気代が月1,000~2,000円台だったこともあったと思います.忙しい時期を経て,ある程度の業務をほぼ自分でこなせるようになった時に,ふと考えたことがあります.
医者って高給取りと世間では言われているけれど,『億』を保有するのなんて,このままではどう考えても無理では?どうすればお金が増えるのか?
そんな思いから,調べ,年上の先生にも聞いて,『投資』にたどり着きました.ここからはものすごい勢いで勉強し,つみたてNISA,iDeCo,余剰資金の米国株・日本株投資のフル活用に至りました.日経平均株価,S&P500,NASDAQ, NYダウなど見たこともない指数を日々見るようになったり,経済ニュースをできる限り見るようになったりと,『経済』について興味が湧くようになってきました.
また家計での『支出入の最適化』を行うことで支出を減らし,収入に関しても医療だけに頼ることなく,副業を始めるに至りました.
金融リテラシーとして,①投資の知識,②税金の知識,③副業に関する知識,などなど新しい情報が目まぐるしく上がりました.
株式投資を始めてよかった変化②;家計簿を妻と一緒につけるようになった.
これは金融リテラシーが上がるに含まれるのかもしれませんが,家庭の支出入の最適化を図るためには,やはり家計簿が不可欠であると考えます.
よく先輩医師などが言っているのが,
今,家計にどれくらいのお金があって,どのくらい支出があるのかはよくわからない.
保険とかわからないから全て相談したプランナーに任せてる.
こういったことをよく聞きます.これではなかなか支出入の最適化のうちで,『支出』の最適化が難しくなるのではないかと考えます.もちろん,家計管理はそれぞれの家庭によって異なりますので,これがいいとかの正解はありません.
ただ私自身は,家計簿をつけることで,自分がどんなくだらいところにお金をつかっていたのか,いかにして家計が回っていたのか,そしてそれを妻と共有することで,『家計を夫婦の共通認識として行える』という点が大きなメリットと思っています.
『共通認識で家計改善』➡余剰資金が増加➡投資資金増加➡配当金増加.この一連のながれにのることができ,少しずつ投資金額の増加をできつつあること,配当金の増加を実感しつつあることを感じるようになりました.
株式投資を始めてよかった変化③;政治に興味が湧く.
株価も政治によってかなり左右されるなー.政治のニュースもある程度は見ておかなければ,投資についていけない.
政治によって株価が動くことがあるため,必然的に政治に興味が出るようになりました.特に岸田首相になってから,金融所得課税の強化や自社株買いの規制などが議論されるようになりました.こういったことを受けて,株価が反応し,日本株は下落する場面もあったのが記憶に新しいです.一部ではKishida Shock とのニュースも出るくらいでした.このようなニュースは投資を読むことはなかったと思います.
また医療関連に併せて考えると,外科医はどんどんと減っています.確かにロボット技術などが進めば,多くの外科医は必要なくなってくるのかもしれません.ただ来る2025年問題(団塊の世代が全て75歳以上となる)を迎えた時,手術を必要とする患者さんが増加する一方で外科医が少ないから手術を受けられない,または外科医にこれまで以上の労働力を求められる,そんな状況になるかもしれません.さらには2024年には医師の働き方改革も本格的に導入されます.外科医が増えなければ働き方改革は内科医師やその他の眼科・耳鼻咽喉科・整形外科などのマイナー科に限ったことになるかもしれません.こういった状況を打破するのも,病院単位では限りもあり,政治に左右される部分もあると思います.
ここ最近では,出産にかかる費用が上乗せされるというニュースを聞いて喜ばしく感じています.
株式投資を始めてよかった変化④;投資企業に興味が湧く.
米国株に投資をするようになり,どんな企業に投資をしているのか調べるようになりました.その中でも『GAFAM』は日常生活のあらゆる場所で使用しています.検索エンジンはGoogleだし,周りの人はほとんどiPhoneを使用していますし,パソコンはWindowsだし,ネットショッピングはAmazonだし,と米国企業だらけです.
そんな投資している企業の決算発表などを見て,クラウドサービスが好調などを聞くと
うん?うまく使っていないいい機能があるのでは?
例えば,iCloudだけでなく,One DriveやGoogle ドライブも使用し,Amazon Photoの活用,Amazon ファミリーへの将来的な加入など,興味が湧くことで探求心も同時に湧いてきて,より効率的な仕事環境,家庭の情報管理などが可能になってきました.
また日本株でもイオンの株主優待について調べ,家計改善に努めるなど,生活を常に上向けることができるようになっていると考えます.
株式投資を始めての変化.良くも悪くもない変化のまとめ
株式投資を始めて良くも悪くもない変化①;医療に割く時間は減少.
医療というのは,どこまででも探求することが可能な分野です.ゆえに行おうと考えれば無限に調べたり,論文を書いたりなどが可能です.
投資や経済など医療以外のことに興味も出てきたため,どうしても医療に割く時間は減少します.仕事をおろそかにしているという意味ではありません.ただ,以前より勉強する時間は減ったなーとか,学会発表を絶対にしなければならないなーとかは思わない,と言ったことです.
もちろん昔よりは仕事が効率的にできるようになり,必要な知識も増えたということも医療の勉強に割く時間が減ったことに起因すると思われます.
医療に割く時間が減った=トップに上り詰めるために自己研鑽を惜しまない,これが少なくなるということです.トップではなくとも,家庭環境だったり,金銭的な余裕だったり,その他の大切なことに時間をかけるようになったというのは,今は事実かもしれません.
株式投資を始めて良くも悪くもない変化②;ケチと思われる,言われる.
あそこのスーパー安い!あちらで買い物しよ!
外食は高いから,家で自炊しよ.
こんなことを周囲の方に漏らしてしまうと.
そんなところケチってどうすんの?
こんなこともよく言われます.こちらとしては余剰資金を投資に回したいという思いがあるのですが,周囲から見れば当然羽振りが悪いように見えると思います.
株式投資を始めて良くも悪くもない変化③;少数派.
私の知る医療業界では株式投資や経済に対して興味がある事は,少数派であるということです.
医療分野は『経済学』とは関わらなくとも仕事が可能です.患者さんの話を聞いて,求められる医療を行い,手術をする,など問題なく一日が終わります.月20件は手術をすること!なんてノルマもありません.むしろ手術し無くなれば,みんな健康ということですから,それはそれでいいことになるわけです.
お金に関しても,ネット銀行の何がいいのかわからない,iDeCoって何?,投資するなんてギャンブラーですね,意味あるの?なんて言われることがほとんどです.1億総株主,遠すぎる未来の話なのかなーと思うこともある瞬間です.
株式投資を始めた変化のまとめ
投資を始めて約2年経過したということで,自分自身の価値観や生活観などの変化についてまとめてみました.生き方の話になるため,人それぞれであり,正解はありません.ただ私自身は今は,こうした変化に関して非常に楽しく,喜ばしく,毎日過ごすことができています.
少しでも皆様の参考になれば幸いです.
具体的な米国株投資に興味のある方はこちらを参考に.
貯金ではなく,投資をする理由に関してはこちら.
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