消化器外科医として修練を積んでいる30代の医師が当ブログを運営しております.
運営者情報を簡単ではありますが記載します.
運営者情報.
大学生時代・研修医時代
簡単ではありますが大学および研修医時代の生活に関してまとめます.
大学生時代
- 勉強より部活やバイトが楽しいタイプ.
- テストは追試三昧の最下位層(CBTという医学部4年生で受験するテストも追試:合格率90%以上).
- 医学生として病院実習するも興味を持てず.『それで医者になって大丈夫?』と実習中に呆れられる.
- 医学部5年生の夏休みに,医師になり働く=責任が発生し,賃金をもらう大変なことだ!という謎の目覚め.一念発起し,東京都の有名病院での研修を目指し,運よく就職勝ち取る.
- 『お前面接だけは!得意なんやな!』と同級生に言われる.
研修医時代
- 東京の印象:言葉使いきれいすぎ.人多すぎやろ!
- 研修医時代:同期と切磋琢磨し,プライベートはとことん飲みに行く.
- 救急が忙しい病院←『うちで研修したら研修医2年目にはほかの病院の3年目と遜色ないレベルになるよ!』そんな病院で研修を終え,頭より体が先に動く医師へ.
外科医になった理由
よく『なぜ医者になったのか?』をよく聞かれます. さらに研修医の方は何科で働くか決定する際に迷われる方もいるかもしれません. 消化器外科医になった理由を以下にお示しします.
外科医を選択した理由
医療現場は楽しさや喜び,恐怖,不安といった喜怒哀楽の感情を直接感じられる現場です.
- 楽しさ・・・医師,看護師,リハビリなど多くの人で,1人の患者さんの回復を手伝う.
- 喜 び・・・治療に携わった患者さんが退院していく場面に出会う.
- 恐 怖・・・うまく治療できていたはずなのに,急に体調が変化する(いわゆる急変).
- 不 安・・・夜眠る前に,あの患者さん大丈夫かなと思い眠りにつく.
- 怒り・・・・うまく患者さんが経過しないと悔しい.
医者の中でも消化器外科は『手術』という治療方法も持っています.
治療を決定する場面で『この人を助けるには手術するしかない!』そんな瞬間も必ず存在し,その時は外科医が登場するほかありません.
外科医とは『ウルトラマンのようなピンチに駆けつけるヒーロー』と勝手に考えています.ただ外科医の手術は実際には3分ではなく,何時間という手術をすることになります.最近では医師として年数も重ねた結果,『これは手術するしかない状況だな!』という場面も数多く経験しています.
整形外科志望から外科医へ心変わり
私が外科医になった理由を格好つけて書きましたが,医学生の時は整形外科医志望でした.
心変わりした理由は,研修医の際に外科の手術で,門脈 (肝臓に戻る大血管) を切って縫って治すのを見て,『これは人のなす技なのか!!かっこええええええ!!』これに尽きます.
整形外科も外科の一種ではありますが,血管を縫ったり,腸を縫ったりすることはしません.領域で分けると整形外科医は骨,外科医は胸部腹部になります.
好きなこと
医師,なかでも外科医は仕事人間にならざるを得ないくらい忙しいです.忙しいなかで外科医として働くモチベーションとなっていることを以下に記載します.
医師はなぜ働けるのか?プライベートはどうしたいのか?など興味があれば,読んでいただければ幸いです.
手術
手術がしたくて外科医になったので当然なのですが,具体的にはあげるならば以下のとおりです.
外科医になりたいと思われている方は参考にしていただけると幸いです.
- 術後に徐々に回復し笑顔で退院される患者さんを見ること.
- 手術の後に家族が患者さんを迎える瞬間を見ること.
- 外科医みんなで治療方針を決めるのに試行錯誤すること.
- 手術を通して家族愛を感じられる瞬間があること.
手術を通してこのような環境に直に触れられることは,うれしい限りです.
その他の好きなこと
外科医として働くと拘束時間が長くなります.自由に出来る自分時間はあまりないです.
もしできるならしたいことや,本当はしたいことを以下に記載します.
ブログの内容
当ブログの主な内容についてお示しします.
医者・医学関連など
- 医者の日常生活やプライベートなどで人々が疑問に感じていることや興味があることを書いていきます.特に一般の職業とは働く形態なども異なり,日常生活も変わっている要素もあります.このようなことで悩まれている方もいると思いますので,これらを書いていきます
- 一般向けに医者の勤務や医学界のこと,医学知識などを書いていきます.ドラマなどにもフォーカスを当て医学にまつわることを,わかりやすくお伝えしたいと考えています.
終わりに
こんな私が,『外科医くちゃんのブログ』を運営しております.
少しでも誰かのお役に立てればうれしい限りです.